T1-7.奇跡衝動の歪み
”肉体の最善の活用法は、肉眼には、不可能な本当のヴィジョンを達成できるように、知覚の拡大に肉体を役立てる事です。これを学ぶことこそ、肉体の唯一にして、真の有用性です”
繰り返し、語られている部分だと思います。
私たちの間違った心は、容易に、正しい心からくる、神の意志でもある、奇跡衝動を、幻想で覆い被せて、肉体的な衝動、知覚的な歪みを生み出します。
こうあらねば、こうせねば、こうであるはずだ、そういった、喜びからでなく、恐れからくる衝動は、間違った知覚、奇跡衝動の典型的なものだと思います。
先日、世界的な慈善事業家のリンツイスト氏とお会いしました。
氏は、良く、ヴィジョンからモノごとを語られ、表現されているのですが、その姿や、表現に触れると、不思議と、許しや、癒しの感覚、喜びや嬉しさといった感覚から、自然と涙する人で、溢れます。
そんな喜びや、感謝からくる思い。自然と心が喜ぶような思いが、おそらく神の意志であり、ヴィジョンであり。
それに素直になる、恐れなく、それに向かう事が、神の意志につながり、本来の自分を肯定する事、奇跡や、許しにつながっていくのだと思います。
妄想、歪曲されたビジョン
必要性は、分離からの訂正、その一点に集約される。
それ以外の、私たちの幻想からくる、全ての必要性、複雑化され、多層化され、レベルを知覚している、必要性は、全て妄想です。
それらを、私たちは、創造主と似たように、私たちが作り出したものが、真実であるように、思い込み、信頼しています。
しかし、それらは、あくまで、妄想、間違った知覚であり、ゆがんだビジョンであり。それらが実在している、真実であると信頼しているのは、あくまで私達だけです。
奇跡のコース
”これはマインドを訓練するコースです。”
心の訓練、間違った心を、正しい心の見方に修正する、訂正する、選択できることを知る。聖霊と共に、イエスとともに、キリストの心で見る、感じる、実在、愛、平和、喜こび、感謝、愛、そういった、正しい心、知覚、永遠なる、不変なる感覚で、世界を見る事、それを確信すること。
そんな訓練をするために、私たちは赦しの学びが、奇跡の体験が、心の訂正が必要なのだと思います。
それらは、全て同じこと。
分離という幻想を抜けて、一つの愛である自分たちに戻る。
その訓練なのだと思います。
ある意味凄く、単純シンプルであり、ある意味、私たちの間違った心は、それを複雑化し、困難なモノへと変えていく。
肉体、時間、物質的なモノ、それらを、幻想、エゴ、分離を強化するために使うのでなく、それらを、奇跡、訂正、愛への帰還へ活用していく。
間違った心を、丁寧に丁寧に、見つめて訂正していく。
間違っている事は、悪い事ではない。
罪は存在しない、実在しないものは消えていく。
隠す必要はない。
それを、確信しつつ、聖霊と共に、真実の、実在の、喜びと愛の世界に在る事を、確信できる世界を思い出していきましょう。