T1-1.奇跡の原理②
奇跡の原理21~30
”ゆるし”と”恐れ”、”あがない”という言葉が出てきます。
本来、私たちは、罪の無い、許されている、愛だけの存在です。
ですが、罪がある、罰せられる、そういった事を知覚し、勘違いしているのが私達です。
私たちは、私たちが、知覚し、判断できるものが全てであるという勘違いをしています。
肉眼で見えないものは、存在しないと信じているのです。
奇跡は、その視覚の訂正を行い、真実から、世界を見ます。
私たちが、世界に、暗闇、戦争、病気、死を見るのは、私たちが、それが存在していると、知覚しているからです、信じているからです。
愛、光、永遠、創造主である、神が創造したものだけが、実在しています。
奇跡は、恐れから、愛への帰還。ゆるしの連鎖の一部であり、それが、完成した際、愛である存在であることを、確信できたときに、それは、”あがない”となります。
あがないは、恐れを解除することです。
間違った知覚、罪や、罰という意識から離れ、愛に帰還していくことです。
ゆるすことは、ゆるされたものの特権、恐れから解放された状態、恐れを解放すること。
相手をゆるすことは、同じ存在、一つの存在である、自分をゆるすことと同じことです。
自分をゆるせていないとき、相手をゆるすができない、同じように、相手をゆるせていないときは、自分をゆるせていない事につながります。
奇跡は、神、愛と一つであること、思い出す、帰属している事につながります。
よって、身体、肉体といった、永遠で無いモノに帰属しているのではなく、永遠である、スピリットに帰属していることを、思い出させてくれます。
そういったスピリットのコミュニケーション、恐れを越えた、愛のコミュニケーションこそが、本当のコミュニケーションで、真実の世界を創造、延長していきます。
奇跡の原理31~40
奇跡は、畏怖する感覚のモノではなくて、感謝が伴うモノ、有難いな~って感じが伴います。
本来の自分、真実の自分、それは、愛の自分ですが、それを感じたとき、人は、感謝の思いが込み上げてくるのでしょうね。
奇跡は、そういった、本来の自分、神聖性といえる感覚と、間違った知覚をしている、勘違いをしている、私たちの、橋渡し、仲介をしてくれます。
その結果、物理的な世界、知覚的な世界を越えた、完璧な、神聖性、本当の自分、愛の法則で成り立っている、世界へ繋がります。
私たちは、愛される、愛すべき存在なので、奇跡は、そんな私たちを尊重して、何時でも、望めば、愛の、本当の自分に誘ってくれます。
間違った、知覚、判断をして、恐れにまみれている私たちは、正気を逸しています。
そんな私達を幻想から解放して、心、マインドを完璧な状態へと、誘ってくれる、回復してくれる、欠如を補って、完璧な状態へと、導いてくれるのも奇跡です。
奇跡は、正しい心、マインド、真実からみる知覚、神、愛の目線でみることによって、私たちを、本来の姿、愛によって創造された、そのままの状態に一致させてくれます。
また、ここでは、「聖霊」(ホーリースピリット)という言葉がでてきます。
聖霊という言葉が慣れなければ、ハイヤーセルフであったり、内なる自分、内なる声、感覚がつかめればある意味なんでも良いのだと思います。
何故か、感じるこれなんだという確信であったり、自分の道に導かれる感覚。
聖霊は、幻想に嵌って、あらゆる事に勘違いしている心と、愛、神の創造物である、私たちの真の心を認識してくれます。
選択的になく、全体的に捉え、過ちから、真実を抽出してくれる、奇跡の仕組みだと、テキストでは述べられています。
奇跡の原理41~50
結局のところ、欠けているモノ、不完全さ、罪や罰といったモノは、存在せず、全ては完璧であることに確信するのが、奇跡の知覚です。
神の創造物である私達は、完璧な存在であり、永遠であり、不変である。
その状態においては、直接的に、神とコミュニケーションが取れている状態。
キリスト=一なるモノ である感覚を、思い出している、確信している状態においては、すでに、奇跡は必要なく、訂正、奇跡の目的の為だけに、存在していた、時間も、消滅します。
過去も、未来もなく、今だけがある状態。
奇跡は、私たちが作り出したものが、神の作りだすそれと、一致しているか?一致していれば、真実として受け入れられ、一致しなければ、拒絶されます。
これは、思考や、間違った知覚、過去からの経験から見る幻想を越えて、ただ、ある、腑に落ちる、確信している、間違いないと言った落ち着いた感覚、感謝や、喜びといった感覚を伴う感覚であり、なので、自分にふさわしいモノ、神の創造物である、私たちにふさわしいモノであれば、そのような感覚で感じられ、何か、恐れや、不安、心の奥底で、何故か、納得できないような、そんな感覚の時は、それは、何かが間違っている、奇跡が起こっていない状態なのだと思います。